西海岸を本拠地に活躍していたアート・ペッパーが、東海岸からやってきたマイルス・デイビス・クインテットのリズム・セクションと一期一会のセッションを果たした。絶頂期にあったペッパーが最高のリズム・セクションを得て、スリリングなソロと丁々発止としたやりとりを繰り広げる。 (C)RS

 ・ amazon : Art Pepper Meets the Rhythm Section (1957)

あまりジャズに親しみのない人は、白人ジャズ、黒人ジャズという言い方に、差別的なニュアンスを感じるかもしれない。しかしそれは誤解で、現実に演奏する人種により出てくるサウンドに顕著な違いがあることから、慣習的に行われている区別なのだ。
アート・ペッパーは、代表的な白人アルト奏者である。しかし、単に白人的な薄口で淡白なサウンドではなく、黒人ジャズにも通じる粘りのある表現ができる、優れた演奏者なのだ。そのペッパーが、全員黒人であるマイルス・デイヴィスのサイドマンたちと共演したのが、このアルバムである。当代一流のメンバーたちを相手に、臨時編成のバンドとは思えない、完成された演奏を見せている。
また、このアルバムは録音が優れているところから、オーディオファンが必ず持っていることでも有名だ。(後藤雅洋)

1998 reissue of original 1957 release featuring Miles Davis’ legendary rhythm section of Red Garland, Paul Chambers and Philly Joe Jones.

 ・ GooglePlay Music : Art Pepper Meets the Rhythm Section (1957)

 ・ Spotify : Art Pepper Meets the Rhythm Section

1. You’d Be So Nice To Come Home To
2. Red Pepper Blues
3. Imagination
4. Waltz Me Blues
5. Straight Life
6. Jazz Me Blues
7. Tin Tin Deo
8. Star Eyes
9. Birks Works