2010年、チャリー・パーカー生誕90年の掉尾を飾るベスト・オブ・ベスト。純粋に彼の曲を楽しみたいというジャズ入門者やバップ入門者向けにベスト・パフォーマンスをセレクト。 (C)RS

・ amazon : Very Best of Charlie Parker (1969)

チャーリー・パーカー(Charles Parker Jr, 、1920年8月29日 – 1955年3月12日)は、1940年代初頭から、モダン・ジャズの原型となるいわゆるビバップ・スタイルの創成に、ディジー・ガレスピーと共に携わりました。これにより「モダン・ジャズ(ビ・バップ)の父」とも言われています。SAVOYレーベルには、パーカーの初期の録音(1944年〜1949年)が残されていますが、昨年「コンプリート・スタジオ・レコーディングス」シリーズ4タイトルと「コンプリート・ロイヤル・ルースト・ライブ・レコーディングス」4タイトルをリリースし、SAVOYのパーカー音源はこれで全て網羅している形になっています。ただし、このシリーズではパーカーのSAVOY音源の全てを網羅しているため、多くのオルタネイト・テイクや数秒のNGテイクなども含まれるマニア向けのシリーズとなりました。今回はそうしたものが不要な、純粋にパーカーの曲を楽しみたいというジャズ入門者やビバップ入門者向けにパーカーのベスト・パフォーマンスをセレクト。

パーカーの主要な録音はSAVOY(1944-1949)、DIAL(1945-1947)、VERVE(1946-1954)の3レーベルに残されており、この3レーベルをカバーしたパーカーの集大成、ベスト・オブ・ベスト盤が実現しました。